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Around Fope

オリヴィア・クックへのインタビュー

29.04.2025

FOPEのグローバル・アンバサダーに新しく就任し、新キャンペーン「All in me」の主役を務めるオリヴィア・クック。1993年にイギリスのオールダムで生まれ、常にクオリティにこだわりながらジャンルを問わず多種多様な役柄に挑んできたイギリス人女優です。『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚である『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』ではアリセント・ハイタワー役を演じたほか、スティーブン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』や、アカデミー賞を2度受賞した『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』などの映画に出演しており、現在はアントン・コービン監督の次回作『Switzerland』の撮影を行っています。大小のスクリーン、ドラマからSF、そしてメジャー作品からインディペンデント作品に至るまで幅広く活躍し、飾り気のない爽やかな魅力により人々の心を掴む彼女は、まさにFOPEのジュエリーの個性を完璧に体現する存在だと言えるでしょうそんなオリヴィアと撮影の合間にローマでインタビューを行い、映画、イタリア、そしてもちろん、彼女のジュエリーの楽しみ方について有意義な会話を交わすことができました。

スリラー映画の『ベイツ・モーテル』や『グッド・マザー』から、『レディ・プレイヤー1』のような超大作、そして『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』のようなアカデミー受賞作に出演するなど輝かしいキャリアを歩んでいますが、役柄はどのように選んでいるのですか?

まずは脚本ですね。原作に心を打たれて、自分がそのストーリーに入り込めると感じるものに惹かれます。これと結びつきますが、自分にインスピレーションを与えてくれるクリエイティブな人たちにも魅力を感じます。ある監督と意気投合したり、その監督の作品に魅せられたり、他とは違う刺激的なプロジェクトを追求していると感じたりすると、心に火がつきます。

 

女優として演じた重要な役柄のひとつは、大ヒットドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のアリセント・ハイタワーだと存じますが、こういった独特の世界に没頭するためにどのような準備をしていますか?

セットデザインがとても役立っています。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では、ジム・クレイという才能豊かなプロダクションデザイナーが、私が演じたアリセントが住むレッド・キープを素晴らしい環境に仕上げてくれました。階段、部屋、応接室があり、実在する建物と同じように機能する数階建てのお城です。なので、グリーン・スクリーンで撮影されたドラゴンのシーン以外はとても自然に周囲の空間と馴染み、私もまるで普通の環境にいるかのように、アリセント・ハイタワーを演じることができました。どの役を演じる際にも、演じる人物の真の感情や経験していることを伝えるために、内面的なつながりを見出すことを目指しています。衣装やドラゴンで演出するファンタジーの設定は、プラスの要素にすぎません。常に、アリセントの心の内に秘められた真実の核心を表現したいという思いで彼女に近づき、それをできる限り伝えることを目標として演じました。

 

女優としてどのような役柄にも対応する、という姿勢を大切にされいるようですが、このコンセプトは、オフの時の性格にも表れていると思いますか?

そうですね。色々な物事の間で迷うことが多く、特定の友人関係や状況、人間関係が、私の性格のさまざまな側面を引き出しているように感じます。自分のスタイルやファッション、髪型を試すのも好きで、仕事でも今までに数えきれないほど色やカットを変えてきました。でも、コンフォートゾーンから飛び出して色々なスタイルを試すのはやはり楽しいですね。誰と一緒にいるかによって、あるいは人生のどの段階にあるかによって、人間の個性は変わるものだと思っています。私たちは皆、絶えず適応と進化を続けているのだと。

私にとっては、時の試練に耐えるものがラグジュアリーです

FOPEは、幅広いシーンで身に着けられるデザインにより知られるブランドですが、今回その新キャンペーンで主役を努めてくださるオリヴィアさんは、日常的にジュエリーを身に着けていますか?

はい。撮影がないときは、ジムに行ってからミーティングへ向かったり、ディナーに行ったり、友達と飲みに行ったりと活動的に動き回っているので、どんな服装やシーンにも合うジュエリーを揃えた小さなカプセル型のワードローブを持つようにしています。装いをエレガントに彩ってくれるので自信も芽生えますし、自分の個性を表現する上でジュエリーは欠かせないアイテムですね。

 

特に思い入れのあるジュエリーはありますか?

母の結婚指輪です。今は両親は離婚してしまっているので、不運を招かないといいのですが!身に着けるたびに母のことを思い出します。シンプルでエレガントなゴールドのリングにダイヤモンドがセッティングされていて、華やかでありながらも控えめなデザインがとても気に入っています。

 

「控えめなラグジュアリー」という、とても現代らしいコンセプトがありますが、オリヴィアさんにとってのラグジュアリーとはどのようなものですか?

ること私にとっては、時の試練に耐えるものがラグジュアリーです。完璧に作られたジーンズであったり、何十年も続く深い友情であったり。エレガントでタイムレスなジュエリーもそうですよね。今の流行に左右されることなく、長く身に着けができるので。

現在ローマを拠点にしている理由は?撮影中の作品があるのですか?

『Switzerland』という映画の撮影中です。編集者と、ミステリー作家パトリシア・ハイスミスの晩年の関係について物語るエロティックなサイコスリラーなのですが、素晴らしい女優のヘレン・ミレンが出演していて、私がとても尊敬しているアントン・コルビンが監督を務める作品です。

 

イタリアとその文化について、どのような点が好きですか?

一番印象的だったのは、歴史、建築、芸術、美に対する敬意をローマで目の当たりにしたことです。コロッセオがまだ残っているという事実だけでも信じられません。古くからあるものを、時代の流れに合わせて壊してしまう必要など決してないのだと改めて考えさせられました。イタリア全土について言えることですが、後ろを振り返ることこそ、前を向くための最善の方法なのだと感じます。

 

イタリアにいることで、何らかのインスピレーションを受けていると感じますか?

ローマで暮らすうちに、家に帰ったらもっと料理をしようと思うようになりました。でも、生活にアートも取り入れたいと思っているので、ライフドローイングのコースに申し込んだところです。数週間後、ロンドンに戻ったら始めます。絵を描くのは得意ではないのですが、自分の手で何かを描くことで大きな満足感と喜びが得られ、幸せな気持ちになれるので。

グローバル・ブランドアンバサダーに選ばれたことは、ご自身にとってどのような意味がありますか?

ミニマルであり、シックでタイムレスなスタイルを美とするブランドの理念を解釈する存在としてFOPEが私を選んでくれたことは、とても光栄です。この理念はまさに、愛着心を育みながら長く身に着けられるよう私が衣服やアクセサリーを選ぶ際に求めるものと一致しているので、FOPEからも適任だと思ってもらえたのは嬉しい限りです。女優として、様々な役柄をそれぞれ全く異なるスタイルで演じてきましたが、今回のキャンペーンにも多種多様なキャラクターやスタイルが登場し、FOPEのジュエリーがあらゆるムードの中で、その一つひとつにしっくり馴染んでいたのが素晴らしいと思いました。

 

身に着けたジュエリーの中でお気に入りは?

Flex’itテクノロジーを使ったゴールドのブレスレットがとても気に入りました。非常に着けやすくデザインも良いので、どんなコーディネートも格上げしてくれるアクセサリーとして1日中身に着けられるジュエリーだと思います。

今年はたくさんの映画が公開され、忙しい年になりそうですね。特に楽しみにしている、あるいは誇りに思っている作品はありますか?

10月に公開されるニコラ・ペッシェ監督の映画『Visitation』は実に素晴らしく、本当に偉大な監督だと思います。リンクを送ってもらったんですが、ホラー映画は1人で見るのが怖くて、まだ見れていません。秋に公開されるロビン・ライト監督のAmazon Primeのドラマにも出演しました。『The Girlfriend』というサイコスリラーの作品ですが、これも見るのが楽しみです。

 

これまでのキャリアの中で、最高傑作はどれだと思いますか?

リズ・アーメッドと共演した、ダリウス・マーダー監督の『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』でしょうか。素晴らしい監督と演出の末に仕上がったこの作品に出演できたことを誇りに思います。でも、スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー・ワン』にたった22歳で出演したことは、未だに自分の身に起こったこととは思えません。まだ10年しか経っていないのに、遥か昔のことのように思えますが、あの頃の自分をとても誇りに思います。

 

今後やってみたいことはありますか?

よく文章を書くので、誰かに読んでもらえるくらい自信を持ちたいです。自分のためだけでも文章を書くのは好きなのですが、それで何かができるようになったら嬉しいですね。なんて、そんな考えを世界に発信してみましたが、今後どうなるでしょうか!